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海うそ
2015年03月24日 (火) | 編集 |
梨木さんの昨年発売の本、読みました。
いつも言うけど、きちんと出汁をとった手作りの料理を
食べているかのような満足感です。
ルビのほとんどない難読漢字や言い回しも
梨木さんらしい。
今回は九州の架空の島にフィールドワークに行った
地理学者が主人公で、時代は昭和初期。
相変わらずたくさんの動植物の描写が続き
一緒に森に入った気分になります。
正直、廃仏毀釈についてよく知らなかったので
それについては勉強になりました(^^ゞ
山口の祖母のおかげで、西日本の方言が
大好きなので、地元の老人の話し方は
懐かしい感じでした。
もちろん、スピリチュアルなシーンもあり
主人公の心の動きも描かれています。
最後の章でいきなり50年後に飛ぶのですが
これはちょっと意外でした。
でも、良かったかも。一気に話が身近な感じになって。
最後のページで主人公の言う
「老年を生きることの恩寵」が
自分にも実感されてしまって・・・
そういうことなんだなぁ、と。
いや、まだ老年ではないですけどね!!(笑)

ちなみにタイトルの「海うそ」は動物ではありません。
それが何かは本編のお楽しみ。

たまにはこういうきちんとした日本料理のようなものも
いいもんです。

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