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カンタ
2015年08月16日 (日) | 編集 |
夏休みも残り少なくなってきました(最近は9月1日始まりの学校は少なくて
来週あたりに始まるところが多いです)。
読書感想文に困っている人も多いのかな。
私は読むのも感想書くのも大好きなので
(その代り炎天下でスポーツしたりそれを見るのが無理ww)
毎年、感想文の課題図書には興味があるのですが、
今年は、お気に入りの作家、浅井リョウ君が審査委員長してる
あるコンテストの課題図書に、面白そうなのを見つけて
お盆休みを実家の縁側で読書に費やしました(至福)

カンタ  石田衣良

石田さんの本はちょくちょく読んでるけど(代表作のIWGPシリーズ以外(^^ゞ)
4年前に出ていたこれは見逃していました。
題名や単行本の方の装丁からはちょっと予想外の展開でした。
すっごく面白かった!
後半、読み終わるのが残念で、休憩しながら読んだくらい。

題名になっている、カンタという発達障害の男の子と
親友の男子の幼稚園時代から始まり
バブルから携帯ゲームの黎明期へ、そして
ホリエモンを思わせる株式買い占め騒動へ。
経済に疎い私は、後半の仕手戦は良く分からないながらも
前半は学校で、後半は社会で
人と違うものへの排除意識の高い「空気」との戦いに
手に汗握りました。
「空気」を乱すことが日本では何より嫌われる、と言う
主人公のセリフにとても共感。
会ったこともない人を憎める人たち、変化を嫌う老害、
「ユリ熊嵐」の中の透明な嵐のような存在。
恐ろしいな。

発達障害で空気が読めないけど、数字暗記に優れている
カンタの存在が素晴らしい。
あまりに綺麗すぎてそれが障害となる女の子。
暴力でしか生きられない男の子。
相変わらず、人と違う才能を描くのが上手いです。

カンタが中3のとき、国語の問題が全く分からないと嘆くシーンで
石田さんの「14」らしきストーリーが出てきて
手前味噌ならぬ、自己ツッコミ?にはニヤリとしました。

昨年発行の文庫版で堀江貴文が解説を書いていて
真面目に作中の主人公に会社買収のやり方を
指南しているのも面白いです。

これ、ドラマか映画化して欲しいなぁ。

久しぶりにまた未読の石田作品を読み漁ってみようと
図書館に予約しました。
おススメです!
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